釣った魚を持ち帰ろう!(入門編)

おさかな講座

こんにちは!nanです(*^^*)

今日は「釣った魚を持ち帰ろう!」です

釣りの良いとことは、準備する時・釣りの最中・食べる時の楽しみがある事だと思います。

私自身料理が得意なわけではありませんが、鮮度を保ったまま持ち帰ることができれば、簡単な調理でも美味しく食べられます

という訳で早速説明していきたいと思います

釣れた魚の持ち帰り方

釣れた魚は、できる限り鮮度良く持ち帰りたいですよね。魚の処理・保存方法については、ネットや動画で調べると何通りも出てきます。どの方法もその人のこだわりがあるので、間違いは無いと思います。ここでは比較的簡単に、入門者の方が取り入れやすい方法を紹介します。

  • 20cm未満の魚の場合:クーラーボックスに氷と、魚が漬かるくらいの海水を入れておきます。魚が釣れたらどんどんそこに入れていくだけでOKです。サビキ釣りのシーズン(春~秋)は、地面の温度が高くなっていることもあるので、連続で釣れるからといってしばらく地面に放置するのは魚が傷みやすいのでNGです。海水をいれることで全体が満遍なく冷えるのと、魚が含んだエサ等を吐き出しやすいのが利点です。
  • 20cm以上の魚:特に大きさの決まりはないので、気にしない方は「20cm未満の場合の持ち帰り方」でも大丈夫です。ただ、20cmを越える魚は大量に釣れる状況というのが少なめだと思うので、ひと手間加えて持ち帰るとより良い状態を保って持ち帰ることができます。その処理方法は「脳締め」と「血抜き」です

脳締めとは

「脳締めとは」文字通り、魚の脳に向かってナイフやハサミを刺し、脳死状態にする処置です。文字だけをみると残酷なように感じますね。持ち帰られるなら、弱りながら息絶えるか・釣られてすぐ締められるかなら、すぐの方が良いかなと思います(あくまでも私個人の考えです)。

では何故釣り上げた直後に脳締めをするのかというと、締めることで魚の活動を停止させたいからです。活動が停止することにより、魚の持つエネルギーが体内に残り、このエネルギーが旨味に変わっていきます。逆に締めずに放置すると、魚はエネルギーを放出しながら弱った後に活動を停止することになるので、エネルギー量が少ない➡旨味も少ない状態となります。さらに途中でバタバタと跳ねたりすると、身を傷みやすく(うっ血や身擦れ)してしまう事も考えられます。

このような理由から、魚を釣った後はまずは脳締めが大切な処置になります

脳締めの方法

魚を暴れないように抑え(タオル等で目を隠してあげると暴れにくく落ち着きやすいです)、こめかみの辺りをナイフでグッと刺します。この瞬間に魚の体がビクッと反応したり、口がパカッと開けば、うまく締める事ができたサインです

この時に魚が暴れ、エラやヒレ、持っているナイフでケガをしやすいので十分注意しましょう!

釣りメインのナイフをお探しの方は、錆びにくいものを選びましょう。少し値段は高めですが、G・サカイのサビナイフはほんとに錆びずにずっと使用できるので、すごくおすすめです!

血抜きとは

「血抜き」も文字通り魚の体内の血を抜くことを目的とした処置です。では何故血を抜く必要があるのかというと、人間でもそうですが血液には独特な臭いと、固まりやすいという特徴があるからです。魚が苦手な方の中には「血合いが嫌い」という方も多いのではないでしょうか。体内で固まった血は徐々に腐敗が進むため、できる限り早く血を抜くことが鮮度を保つ上で大切になります

血抜きの方法

釣り上げた魚を脳締めした後、エラ部分を確認し白っぽい膜があるところにナイフを刺します。すると血が溢れ出ますので、その状態で魚を水汲みバケツに漬けます。可能であればエラ付近を持って、バケツの中で何度か魚を振るような形で血の抜けを促します。バケツの水を何度か取り換えながら、出血量が少なくなれば、クーラーボックスに入れて保存します。この時、できれば魚をタオル等で保護する等、直接魚と氷と接触することがないように保存すると身焼け(氷と身の接触部分の変色や劣化)を防ぐことができます

その他

今回は比較的実践し易い方法を記載しました。魚の処理にはこの他にも「神経締め」や「尾びれ側からの血抜き」「ホースやノズルを使った血抜き」等があり、全部行うと結構時間がかかります。また釣り人や船長によっても処理方法が違ったりするので、絶対この方法!というのはありません。

1匹の魚を大切に扱えば扱うほど、鮮度を保つことができたり、その後「寝かせ」や「熟成」といった魚の旨味の変化過程を楽しむ事もできます

なので、まず最初は「脳締め+血抜き」で魚を持ち帰ってもらい、慣れてくればその他の方法も試してもらえたらと思います。

私自身が勉強させてもらっているのが、津本光弘さんが考えられた「津本式」という魚の処理方法です。また締め方や血抜きの方法だけでは無く、魚の扱い方や状態の良い魚の見分け方等をyoutubeで公開してくれていますので、是非ご覧ください

まとめ

いかがだったでしょうか。私自身釣りを始めた頃はとにかく釣る事に集中して、処理方法はあまり意識していませんでした。しかし、一度丁寧に処理し持ち帰った魚を食べてみると、その旨さの違いにびっくりしました。特に持ち帰ってから日数が経つと、明らかに旨味や身の状態が違います。普段青魚が苦手な家族が美味しく食べる事ができるといった事もあります。

魚の命を頂くので無駄にしないように、おいしく頂きたいですね。釣りを始めた皆様の楽しみが増えますように♪

最後まで読んで頂きありがとうございました(*^^*)

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