こんにちは!nanです(*^^*)
今回は釣りをする上でとても重要な「天候」がテーマです
釣りの計画を立てる際「どこに行こうか」「何を釣ろうか」という事に意識が集中しがちになりますが、「当日の天候・海の状況はどうか」ということも忘れてはいけません
天候を把握することは安全面でも重要になるので、初心者の方だけではなく中級者・上級者になっても釣りの際は常に注意が必要です
今回の記事では、風や波の高さの目安・チェックポイントを解説していきたいと思います
釣りに適した天候は?
安全面での最も良い気候条件は、晴れていて風が無く・波が穏やかな日です。晴れていれば滑る心配が少なく、風が無ければ竿や仕掛けも扱いやすいです。波が穏やかな日は海中も観察しやすく、落ち着いて釣りができるでしょう
それぞれの目安としては
- 天気:晴れか曇りがベストです
- 風:地域にもよりますが、初心者の方がストレスなく道具を扱えるのは風速3m/sまでではないでしょうか。4~5m/sでも可能ですが、やり難さを感じると思います。風速5m/sを越える場合は、釣りどころでは無いので諦めるか、風の影響を受けにくい場所に変更する方が賢明です
- 波:堤防釣りの場合は、波予報で2mまでを目安にするとよいでしょう。3mの予報でも釣りは可能ですが、波が3mもある場合は風が強かったり、悪天候であることが多いので初心者の方にはおすすめしません。また堤防でも場所によっては波の影響を受けやすい場所もあるので、より安全を考えるのであれば1~1.5mまでなら釣りに行く、それ以上の日は見送るといった対応も必要です
強風や波高時をおすすめしない理由
強風や波の高い日をおすすめしない理由としては、安全面が第一です。その他には
- 風や波により仕掛けが安定しない:釣れる可能性が低くなります
- 操作が格段に難しくなる:同じ竿でも、風が強い日は思うように操作できません
- トラブルが多くなる:糸が絡みやすい、物が飛ばされる
- 魚のアタリがわかりにくい:波で竿に反応が出ているのか、魚のアタリなのか判別できない
- 向かい風だと撒いたエサが自分に戻ってくる:髪の毛や衣服に付着し大変です
- 気持ちが折れる:魚釣りというよりかは風との闘いになっている場合があります
天気予報で見るべき項目
①気温:最高気温・最低気温を確認し、その温度帯に対応できる服装で釣りに向かいましょう
②降水確率:雨が少しでも降る予報があれば、雨具や予備の着替えやタオルを準備しておきましょう
③予想最大風速:例えば、平均の風速が3m/sであったとしても、瞬間的に8m/s吹けば事故のリスクが高くなります。良い予報を信じたくなるのが釣り人の心情ですが、予期せぬ突風で事故に合わないように注意しましょう
④波の高さ:目安としては2mまでが良いと思います。それ以上が絶対だめだという訳ではありませんが、波が高くなるとそれだけ危険度が上がります。和歌山県の渡船では3m前後が出航のボーダーラインとなっている所も多く、プロの船長でも判断に迷うような波の日は中止しましょう
⑤前日の天候:釣行当日が快晴でも、前日まで海が大荒れだった可能性もあります。風や波が強く、釣りにならない事もあるので、できる限り釣り当日まではこまめに予報を確認するのが良いでしょう
⑥風の向き:釣り場選びではとても重要な項目です。同じ強さの風が吹くとしても、正面から受けるのと背中から受けるのでは釣りやすさが全く違います。北風が吹くならここ、南風ならあそこという風に、いくつか場所の候補を考えておくと対応しやすいでしょう
波の高さを侮ってはいけない
「波があっても堤防だから安全」というの考えは危険です
一見穏やかに見える海でも「1000回に1回の割合で、2倍近い波が出現する」と言われています。堤防そのものは丈夫でも、荷物を運ぶ道中や消波ブロックに当たった波等で思わぬ事故に遭遇する危険性もあります
波が高い時は釣りに出ないのが基本です。もしくは波の出ない地域への場所変更を考慮してください
雨の方が釣れると聞いたのですが?
確かに「雨の日の方が釣れる」というのは釣り人の中でのあるあるだと思います。これには
- 雨だと釣り人が少ない=魚へのプレッシャーが少ない
- 雨により水面がざわつくことで、人影等が水中に映りにくい。また天敵となる鳥たちが雨により魚の位置を把握できない・もしくはエサを探していない。このことにより魚が自由に活動できる
- 海中が濁るため、針や疑似餌等を魚が見分けづらい
このような理由ではないかと思います
実際私自身も雨の日によく釣れた事もあります。ただそれは雨だから釣れたのか、場所や潮が良かっただけなのかは分かりません。そして「雨の日に大漁だった」という記憶はすごく残ります
もちろん雨は良い部分だけではなく
- 滑りやすい・視界が悪くなるため危険
- ラインが竿に張り付きキャストできない
- あまりに雨が降っていると濁りが強くなりすぎて釣れない
- 道具の後片付けが大変
等、デメリットもあります。雨の日に釣りに行く場合は、普段よりもさらに安全面や道具の取り扱いに注意してください
風が無くても、雷が鳴り始めたら撤収を!
風や雨が無くても、雷が鳴り始めたらすぐに撤収しましょう。または
- 雷は鳴っていないけれど、竿からバチバチと音がする
- 竿先から海面に向くはずの糸ふけが、フワッと上がっている
- 竿を持っている手がびりびりする
このような状態を発見した時にはすぐに釣りを止めましょう。釣竿は帯電する(カーボンは伝導性が高い)ため、最悪の場合は自身が感電する危険性があります
実際に帯電から放電の際の火花が出たという人もいるので、決して他人事ではありません
命あっての釣りというレジャーなので、雷が鳴ったら(少しでも予兆を感じたら)すぐに撤退してください
アプリを使って釣りの最中も天気予報の確認を!
現代では様々なネットやアプリで、ピンポイントの天気予報や波・風予想、雨曇レーダー等を確認することができます。使いやすい物をいくつか選んでおくのがおすすめです
釣りの最中も時折予報を確認し、釣行を続けられるかどうか、終了時間の調整を行っていきましょう
自身の感覚や周りの状況も判断材料にしましょう
雷の項目でも記載しましたが「何か変だな」と感じた場合は、一度周囲を観察してください。釣り場に着いた時よりも明らかに雲が多くなっている、良いポイントなのに別の釣り人は片づけを始めている等
周りを見て「これはあまり良い感じがしないな」と思った場合は、自身の直感に従い帰宅しましょう
いつでもすぐ片づけ・帰宅できる意識や環境作りが大切
予報を確認していたとしても、突然天候が変わったり、予想より早く波が高くなることも多くあります。なので、荷物はあまり散在させず、コンパクトにしておきましょう。そして「これ以上風が吹いたら終了、何時には片づける」といった終了の目安を決めておくことも大切です
「無理はしない」が釣りを楽しむ大原則です
釣りに行けない時は
釣りに行けない時は、次回の釣りの準備をしたり、釣具店に行きアイテム探しをするのも良いでしょう。またはルアーや仕掛け、エサ等を自作すれば、次の釣行がより楽しみになると思います
オモリや針等といった小物はどんどん増えていきがちなので、釣りに行けない日に整理するのも良いですね
まとめ
いかがでしたか?釣りをする上で天候は切っても切れない関係です。回数を重ねると、自分なりの判断材料も増えてくると思いますが、慣れないうちはこまめに予報を確認して判断しましょう
釣りはとても楽しいものです。それ故に悪天候時も強行したい気持ちもすごく分かります
けれど、繰り返しますが命あってのレジャーです。安全を最優先し、より良い釣りライフを送ってください
読んで頂きありがとうございました(*^^*)
コメント