初めての方必見!サビキ釣り入門(準備編)

釣り方講座

こにんちはnanです(*^^*)

海釣りを始める際、まずおススメしたいのはサビキ釣りという釣りです。いわゆるボウズ(魚が全く釣れない事)になりにくく、海釣り入門の王道ともいえる釣りです。何より、魚が釣れる楽しさが目で見て、体感して楽しむ事ができる釣りなので今回ご紹介したいと思います

サビキ釣りとは

サビキ釣りとは一般的に、糸に数個の針が結ばれたもの(これをサビキ仕掛けといます)を1セットとし、そこにエサを入れるカゴ兼オモリを連結させて使用する釣りです。言葉で書くと難しく感じるかもしれませんが、実際にやってみると「結構すぐ作れた」となる方も多いと思います

仕掛けの針には白やピンクまたはキラキラした羽のようなものが付いていて、これが疑似餌の役割を果します。そしてカゴの中にはアミエビというエサを詰めて海の中に投入します。するとこのアミエビを食べようと群がってきた魚たちが、疑似餌のついた針にも食いつくという流れになっています

サビキ釣りの良いところ

  • サビキ釣りは仕掛けがシンプルなので、誰でもセッティングしやすい
  • 道具(竿やリール)がセット販売されたものも多く、迷いにくい
  • 堤防等では同じ釣りをしている人が多いので、状況を把握しやすい
  • 虫等の活きたエサを触らなくて良い
  • 釣り針にエサを毎回つけなくていい(付けても良いです〇)
  • アジやイワシといった、美味しい魚を釣るには最適
  • 魚がたくさん釣れる時期には、一度の投入で針全てに魚が掛かることがある(これは何年経っても嬉しいです!)

良い部分はこのような感じです。反対にデメリットを挙げると

  • アミエビをエサで使用する:これが嫌な人が多いのではないでしょうか。アミエビは時間が経つと強い臭いを放ちます。なので、釣りの後は服や靴に付着していないか確認することをお勧めします
  • 釣り針がいくつも付いているので、取り扱いには注意が必要:思い切り引っかけることがなければ、小さい針なのですぐに取れます。釣れた魚が暴れている時等は特に注意しましょう

サビキ釣りで釣れる魚

サビキ釣りでは色々な魚が釣れます。中でも代表的なのが

  • アジ:釣って楽しく食べて美味しい超人気者です。小さなアジが釣れ始めると、各地の釣り場が賑わってきます。サビキ釣りのメインターゲットといって良いと思います
  • イワシ:こちらも美味しく人気のターゲットです。そして群れの数が多く、一度集まり始めると海面付近ですぐに釣れること多いので、短時間で2桁3桁釣りあげられる日もあります。
  • サバ:サバは針に掛かると力強く引っ張るため、釣っていて楽しいです。もちろん美味しい魚ですが、少し大きくなると骨が太いので丸揚げ等で食べる際は注意してください

他にも様々な魚が釣れることがあります。それくらいアミエビは万能エサということになります

サビキ釣りはどこでする?

釣り場所としては「絶対ここ!」という場所はありません。釣りが禁止されていない堤防や釣り公園で行いましょう。磯場やテトラ帯は、引っ掛かり仕掛けを失いやすいので避けるのがベストです

ただ、地域によっては釣れ始めるのが早い場所があるので、釣具屋で情報収集するのも良いと思います

釣れる時間帯や時期は?

  • サビキ釣りのシーズンは春から秋までと、長い期間楽しめます。11月頃~の寒くなる時期は、釣れない事は無いですがタイミングや場所が重要となります。各地によって時期がずれると思いますが、私が釣りに行く泉南~和歌山方面は、4月に入るとカタクチイワシが釣れ始め、ゴールデンウィークを過ぎたあたりから豆アジが登場し始める事が多いです。秋になるにつれて、どの魚も少しずつサイズが大きくなっていきます。
  • 時間帯に関しては、ハイシーズンになれば時間関係なく釣れます。ただそんな日ばかりでは無いと思うので、ねらい目としては夜明け・夕暮れ時です。釣り人は朝マズメ・夕マズメという言葉を使うことがありますが、その時間帯に魚の活性があがる事が多いためです。また釣り人にとっても、涼しい時間帯を選ぶことで混雑を避けたり、夏場の熱中症予防等に繋がります

失敗しないサビキ釣りの道具選び

サビキ釣りは釣りのしやすさが何よりです。特別高価な物は必要ありません

  • 竿:2m~3mもしくは3.5mまでの物が使いやすいと思います。お子様が使用される場合等は、1.5m~2m程の竿もあります。あまりに短いと、操作は楽だけど魚が釣れた時に途中までしか巻き上げられない事があります。逆に長すぎると、扱い難く竿先を折ったりする危険性があるので注意が必要です。
  • リール:スピニングリールというものを使います。リールにセットする糸は、ナイロンの3号前後を100m程巻ければ十分です。
  • 釣具店に行けば、サビキ釣り用に竿とリールがセットになったものが売られている事が多いです。最初は迷ってしまうと思うので、そういったセット販売の物から使い始めてみるのもおすすめです

※竿とリールをセットでは無く別々で購入したいという方へ:リールを単品で購入する場合、糸はセットになっていない事がほとんどです。ですので、買いたいと思うリールが見つかれば「このリールにナイロン糸3号を100~150m巻きたいです」と店員に伝えれば、そのリールに見合った糸を案内してくれると思います

仕掛け

サビキ仕掛けは各メーカーからたくさん出ています。大事なのはその時期のターゲットに合わせた針の号数(大きさ)を選ぶことです。例えば豆アジやカタクチイワシの場合は0.5号という針を使ったり、少し大きなアジやサバ狙いでは5号前後を使うこともあります。パッケージにも狙いの魚が記載されていることもありますが、より確実なのは釣具店の店員に聞いてみることと、できれば仕掛けは数種類準備(無くした時の予備も兼ねて)することをお勧めします。例)0.5号と1.0号を1つずつ、疑似餌の部分がピンクと白を1種類ずつ等

カゴ

アミエビをいれるためのカゴです。プラスチック製と金属製がありますが、こだわりがなければ基本的にはプラスチック製でよいです。大きさは大・中・小やS・M・Lで記載されている事がありますが小さい物で問題ありません。こちらも海底に引っかけてロストしてしまった時用に、いくつか予備を持っておく方がよいと思います。

アミエビ

アミエビは主に冷凍・常温タイプがあります

  • 冷凍アミエビ:少しずつ溶かしながら使います。鮮度を保ちやすく、魚を寄せる効果も強いです。家族4人で2㎏程あれば、使い方にもよりますが半日程度釣りができます。たくさんエサを使いたい方は量を多くしてください。デメリットは直接触れないためには注意が必要なこと
  • 常温アミエビ:チューブタイプで直接カゴに詰められるようになっているため、手が汚れにくいです。またエサ自体をフルーツの香りにしている物もあり、アミエビの臭いが苦手な方はこちらを使用しましょう。デメリットは冷凍アミエビと比較し割高な事と、魚を寄せる効果が比較すると若干弱いのかな(個人の感想です)と思います。

シャク(杓)

アミエビを容器に入れたり、海に撒いたりする時に使います。100均でみかけたこともあるので、安いもので十分です。海にアミエビを撒いて、魚を観察しながら釣りをすると確率アップにつながります。

アミバケツ

  • アミバケツとは:冷凍のアミエビ少量ずつ入れ、そこに海水を加えることでカゴの中にアミエビを詰めやすくするバケツです。これがあるとよりスピーディーにカゴに補充ができるので、荷物が増える事に抵抗がない方にはお勧めです。また、代替として2Lのペットボトルをカットして使用すると、使用後は捨てられるので便利です(昔よくやってました。便利なのですがポイ捨てをしてる方を見てやめてしまいました)

その他

実際に釣りをするために、その他にも

  • 水汲みバケツ:ロープのついたバケツです。海水を汲むために必須です
  • ハサミ:糸を切る時に必要です
  • 魚掴み(フィッシュグリップ):魚が苦手な人や、棘や毒のある魚を掴むときに使います
  • タオル:汚れても良い物を使用してください
  • プライヤー:魚が針を飲み込んでしまった時や、仕掛けをセットする際に使います。あれば便利です

まとめ

いかがだったでしょうか。今回はサビキ釣りの準備編を記載しました。最後まで読んで頂いた方には、難しく感じられた部分もあるかもしれません。でも大丈夫です!準備は確かに必要ですが、釣り方自体は非常にシンプルです。次回は釣り方編を書きたいと思います。サビキ釣りをされる人や、これから釣りがしたいと思っている方に役立つ情報であれば嬉しいです

最後まで読んで頂きありがとうございました(*^^*)

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