こんにちは!nanです(*^^*)
今回は釣り場で大切な事やマナーについてお話したいと思います。釣りを始めるときに「どんなことに気を付けたらいいの?」「初めてだけど周りに迷惑はかけたくない」等のお悩みに役立つことができれば幸いです
まず最初に私なりの大まかな結論を言います。それは「思いやりをもつことが大切」です。これには初心者・ベテラン、地元民・他地域の人、素人・プロ等関係ありません。
お互いに気持ち良く釣りができるように配慮することだと思います。そしてこの思いやりは、人だけでなく環境や魚に対しても同じです。それぞれが少し意識するだけで、楽しく快適に釣りを続けることができるのではないでしょうか
それではいくつか項目を書いていきたいと思います
あいさつをしよう!
釣り場には入れ替わりで人が訪れるので、ほとんどの場合他にも釣り人がいます。特に週末や祝日となると、どうしても短い間隔で並んで釣りをしなければいけいない状況もあります。そんな時最初に一声挨拶するだけで、その後の釣りがしやすくなります。もちろん自分が先行していた場合も、挨拶をすることで気持ちよく釣りができます。挨拶から会話が生まれ情報交換の機会になることもあるので、率先して挨拶をして損は無いと思います
無理な割り込みをしない
釣り場が人で溢れている、自分が狙いたい釣り場所がある場合に注意です。釣りをしたい気持ちは十分にわかりますが、無理な割り込みはトラブルのもとです。そんな場合ポイントに入れたと思っても、自分自身も結局は思うような釣りができなくなるためメリットが無いです。基本的には先行者優先という意識を持ち、場所を移動・変更するという余裕も必要です。予め何個所か候補を考えておくと良いでしょう
どうしてもそのポイントに入りたい場合は、先行者に挨拶・確認をしてから開始しましょう
身の回りの環境に注意しよう
釣りを始めると夢中になり、竿やリール・バケツ・クーラーボックス・仕掛け・自分の食事等が知らず知らずのうちに広がっている事があります。釣り場はたくさんの人が共有する場所なので、可能な限りコンパクトに荷物をまとめましょう。そうしておくことで事故や盗難の予防になるだけでなく、急な天候不良の際もすぐに片づけて帰ることができます
またお子様がいる場合、走りまわったりすると不意に針が刺さったり、竿を倒してしまったりすることがあるので注意しましょう
ゴミを放置しない
初めて釣りに行かれる方は、もしかすると釣り場のゴミの多さにびっくりされるかもしれません。それだけ場所によってはゴミで溢れている場合があります。自分が出したゴミは自分で持ち帰る準備をしておきましょう。海や堤防にゴミを捨てるのは、マナー以前の問題だと思います。釣り場によってはゴミ箱を設置してくれている所もありますが、多くはありませんし何を捨ててもいいという訳ではありません。景観を損ねるだけではなく、貴重な釣り場が閉鎖となってしまわないように、各自の意識と行動が大切だと思います
釣りが終わった際アミエビ等が地面に落ちている場合は、水汲みバケツで洗い流しましょう!全て流すのは無理でも、それだけでその後の臭いや汚れが軽減します
ライトで海中を照らさない・騒がない
基本的に魚は警戒心が強い生き物だと思います。そのためエサを撒いて集めたり、ルアーを生きたエサのように魅せて食わせる動作が必要になります。その際に、大きな声で騒いだりすると周りに迷惑なだけでは無く、魚も警戒して散ってしまいます
また夜釣りの際はヘッドライトを使用することが多いです。安全・快適に釣りをするためにとても便利なアイテムですが、他の人がいるときに海中を照らすのはNG行為です。理由は先に記載したように魚は警戒心が強いことと、夜になることで活動性が上がる魚たちが光を見て遠ざかってしまうからです
船釣りや漁等では集魚灯というとても明るい光で海面を照らしながら魚を釣っているイメージもあるかと思います。あの場合はまず光でプランクトンや虫を集め、それを目当てに魚やイカが集まるといった流れなので時間がかかります。
個人のヘッドライトがどれくらいプランクトンを集める効果があるのかはわかりませんので、海中を照らすことが100パーセント悪影響だとは言い切れません。しかし、多くの釣り人がその行為を控えている・嫌がることは確かなので、無理に海を照らす必要はないと思います。
改めてヘッドライト自体は、手元の細かな動作や釣り場までの道中には必須のアイテムなので、持っていて損はありません。釣りだけではなく、停電時や災害時にも役立ちます。ヘッドライトが明るすぎるという方は、ランタン型やペン型のライトもあるのでご自身が使いやすい物を選びましょう♪
仕掛けを海につけたまま放置しない
ついやりがちですが、仕掛けを投入し、魚がかかるまで竿を置いて待つ際には注意しましょう。そういう釣り方でじっくり狙う場合もありますが、その際には必ず竿の傍に待機しておきましょう。放置したままその場を離れると、海の流れで仕掛けが隣の人の所までいったり、風で竿が倒れたり、もしくは大型魚が掛かりタックルごと海に持って行かれるかもしれません(実際に見たことがあります)。自分が投入した仕掛けの行方は把握できるようにしておきましょう
釣れている人への質問攻めは控えましょう
釣り場に行くと一人だけ明らかに多く釣っていたり、釣具店に大量・大型魚の釣果報告に来ているお客さんを見かけることもあると思います。もちろん上手な人にアドバイスを求めるのは良い事ですし、聞かれた方もアドバイスを求められれば嫌な気はしないはずです
ただし、ある程度までということを意識しておきましょう。自分で考え経験した釣り場のポイントや仕掛け・釣り方はその釣り人の貴重な財産です。初めて会った人に「どこで?」「時間は?」「仕掛けは?」「どんなふうに?」等と質問攻めにあったらどうでしょう?同じ立場でもきっと不快になると思います
釣り方や場所を探すのも釣りの楽しみなので、是非ご自身でも見つけていってください。周りが見向きもしないポイントに、魚が集まっていることもありますよ♪
もしくは釣り仲間を増やすと、情報共有や一緒に釣りに行く事ができます。今はSNSでも釣りの投稿がたくさんあるので、可能な範囲で見ていくのも良いと思います
魚は貴重な資源であることを忘れない
釣りをしていると時に思った以上に釣れたり、狙っていない魚(外道)が釣れることもあると思います。特に外道は、次も釣れないようにと地面に放置したままにされたりすることがあります。私自身、小さな頃に堤防で干からびている何匹ものフグを見て、悲しい気持ちになったのを今でも覚えています
釣り自体が魚に針をかけて釣るという行為なので、魚からすればもしかすると同じなのかもしれません。その点は難しく、人それぞれに意見があると思います
ただどんな経路であっても、私たち人間は魚その他の水産物の命を頂きます。なので、私個人が大切にしているのは「食べられる分を持ち帰る」「それ以外は海にリリースをする」「極端に小さなサイズは海に返す」です。これが正しいとは言いませんが、大事なことは頂く命を無駄にしないという意識ではないかと思っています
自分ルールやマナーを押し付けない
リリース(海に返す)サイズ基準や、持ち帰る数はそれぞれの釣り人によって判断が異なる部分が大きいです。釣り場では「それくらいの小さな魚はリリースしろ!」という方もいますが、それならあなたが今釣っている5㎝程度の豆アジやイワシなら何百匹も持ち帰って良いのか?という疑問が出てきます。「食べきれる量を持ち帰れ!」も同様です
もちろん魚の種類によって総数の違いや発育速度の違いがあるのも事実です。ですが、リリース基準を自分ルールで判断している以上、他人の釣りあげた魚にまで口を出す必要は無いと思っています。小さめの魚の方が、骨まで食べられてお子様に食べさせてあげやすいのかもしれません。もしくはそのサイズが適した調理方があるのかもしれません。自分にも基準があるように、他の人にも基準や必要性があるのだと考えましょう。大事なのは自分が釣った魚を丁寧に扱う、持ち帰るのであれば感謝していただくという事だと思います
どうしても他人の魚に一言物申したい人はどこにでもいます。なのでSNSに載せる場合は仲間内だけに公開したり、一部を載せる等で対策してもいいかもしれません
ローカルルールは存在する!
これは確実に存在します。特に普段は地元の人だけで釣りをしているような小さな漁港や堤防等に多くみられます。さきほど書いたリリース基準もそうですし、「ここでその釣り方はしてはいけない」「そこで釣りをするな」等です。
釣りは自由です!が、考え方を変えると「もしかしたらこのローカルルールがあるから、釣り場が守られているのかもしれない」という事もあります。足元付近での釣りを中心にしているから、漁港の漁師さんとのトラブルがなく過ごせているのかもしれません。地元の人がゴミを綺麗に持ち帰っているから、釣り場が閉鎖にならず済んでいるのかもしれません
郷に入っては郷に従えとまでは言えませんが、ローカルルールの何故?を考えると少し余裕をもって対応できると思います
それでも中には明らかに理不尽な事を言ってくる人もいます。その場合言い合いをしたり、正論を言ったとしても嫌な気持ちしか残らないので、私の場合は場所を変更します。釣りができる楽しみな時間をそんな事に費やすのはもったいないです。落ち着いて釣りができる場所に移動しましょう
初心者も子供も迷惑じゃない!
誰もが初心者から始まります。誰かに教わったり自分で調べたり、時には失敗したりして段々と上達していきます。なので、まずは釣りにチャレンジして欲しいなと思います。そして自分が釣りに詳しくなってきた時には、同じように初心者の方を温かく見守ってあげましょう
お子さんも同じです。魚が釣れた子どもの目はキラキラ輝いていて、見ているこちらも幸せになります。家族と自然の中で遊び自分で釣った魚でご飯を食べる、子どもにとっても自分にとっても最高の体験ではないかと思います。なので、遠慮なく釣りに出かけましょう
迷惑なのは思いやりの無い釣り人です。これには「初心者」「子ども」「若者」「地元民」「エサ釣り」「ルアー釣り」といった特定のカテゴリーは関係ありません。ベテランでも道具を散らかしたり、子どもを放置して釣りをしている人もいます。反対にエサ釣りでも汚れを残さず帰る方や、学生さんでも周りに注意して釣りをしている人もいます。繰り返しになりますが、大切なのはそれぞれの意識だと思っています
まとめ
いかがだったでしょうか。釣りにはジャンルや場所が多い分、ルールやマナーの曖昧な部分が多いです。いざ釣りに行って、実際に悩んだり困る場面もあると思います。それに釣れる時ばかりでは無いし、嫌だなあと思う人に出会う事もあります。
それでも私が釣りをおすすめするのは、難しい部分がある反面、いやそれ以上に楽しさが勝っているからです。自然に癒され、魚に楽しませてもらって、家族や友達との思い出ができる。自己記録に挑戦という目標ができる。「この魚はこんなに美味しいのか!」という発見ができる。「あんたこの魚いるかい?」と見ず知らずの人の優しさに触れることができる。等、釣りを通して様々な体験を今までしてこれました。
人により魅力を感じるポイントは違うと思います。どこに楽しさを感じたって良いんです。だからこそ他人に価値観を押し付けず、周りに思いやりを持って、自分の釣りを楽しみましょう。きっと素敵な体験が待っているはずです♪
最後まで読んで頂きありがとうございました(*^^*)
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