こんにちは!nanです(*^^*)
今回のテーマは「釣り人の特権!釣った魚を食べよう!」です
釣りの楽しみ方の一つに「食べる楽しみ」があります
自分で釣った魚、もしくは家族が釣り上げた魚を晩御飯にして食べるところを想像してください。会話が盛り上がり・何より新鮮で美味しく・さらには体に良い栄養素もたくさん、と良い事尽くめです
「処理がめんどくさそう」「魚を綺麗に捌く自信がない」「料理は得意ではない」「買った方が早い」という方もいるかもしれません。確かに処理にはある程度時間がかかりますが、それ以上の価値はあると思っています
釣り初心者の方や魚を捌いたことが無いという方は、是非今回の記事を読み、釣った魚を食べる事にもチャレンジして頂きたいです
新鮮
自分で釣った魚以上に新鮮な魚が手に入ることはまず無いでしょう。もちろん「港で漁師さんから直接買う」方法もありますが、そういう方は既に魚が好きで、捌き慣れている方だと思います
また居酒屋等で、水槽から掬い上げてそのまま調理するといったお店もあると思います。この場合直前まで泳いでいたことは確かですが、狭い水槽内では身に傷をつけたり、ストレスや水質により魚のコンディションが変わる事も考えられます
水槽から出した=絶対に新鮮、とは限らないという事は覚えておいて頂きたいです
美味しい
新鮮なものはどんな調理方法にも向いています。お刺身で食べるも良し・塩焼きも良し・一夜干しにするとしても新鮮なものが良いでしょう
特にお刺身はほとんどの魚の場合、日が経つごとに身が柔らかくなっていくため「コリコリした食感が好き」という方は釣った初日の食感はヤミツキになるでしょう
そして季節ごとで釣れる魚が変わるため、その地域の旬の魚を食べる事ができます。「買ってまでは食べないけど、釣れたので食べてみるとすごく美味しかった」という事もよくあります
あとは食べている時も「釣れた時楽しかったな」という思い出がプラスされるので、より美味しく感じます
釣り人の特権!希少部位を味わうことができる!
スーパー等では販売が珍しい・もしくは高値となっている魚や魚の部位があります。例えばカワハギの肝(生食用)や刺身盛りは、スーパーではほとんど見かけません。その他の魚でも頬の身や、カマの部分の販売も少ないですよね。生サバのお刺身では無く、しめ鯖・きずしとして売られている事が多いと思います
販売されにくい理由は希少性と・鮮度の問題があります。肝は1匹の魚から何人前もとれないですし、鮮度が悪ければ加熱用もしくは廃棄となります。またサバやカツオ類等も、鮮度落ちが早いと言われています
なので、釣り上げたその日に食べる事ができるのは、まさに釣り人の特権といえるでしょう。「この部位ってこんなに美味しかったのか!」という発見も色々あるので、これも楽しみの1つです
※全ての生食を推奨するものではありません。釣った当日でも、個体差や保管状況・魚種によっては食べられない部分があることを十分にご理解ください。初めての魚や部位については、必ず事前に調べ、自己判断で食べるかどうかをお考えください
処理は美味しく食べるための過程
適切な処理をすることで鮮度をより長く保つことができます
釣り場では:氷の入ったクーラーボックスに入れる。大きな魚は脳天締め・千抜きを行う等。夏場はクーラー内の氷も解けやすいので注意が必要です
家では:当日食べない場合でも、エラと内臓は必ず除去しておきましょう。その部位から徐々に菌が繁殖し腐敗していきます。
私の保管方法の紹介
- エラと内臓を取り・可能な範囲でお腹の中をキレイにする
- 全体の水気をよくふき取る
- キッチンペーパーで魚を包んだ後にラップを巻き、ジップロックで密閉して冷蔵庫に保管
少し手間ですが、このように保管しておくと冷蔵でも数日日持ちします。ウロコはつけたままで、調理する日にウロコ取りを行います
またすぐに冷凍したい場合は
- ウロコを取る
- エラと内臓を取り、可能な範囲でお腹の中をキレイにする
- 水気をふき取る
- ジップロックに入れて冷凍庫へ
冷凍の場合は魚にもよりますが、氷焼けや長期保存により味の劣化がみられるため、できる限り早めに調理しましょう
一番面倒に感じる部分だと思いますが、この過程をしっかりと行う事で魚の旨味を落とさずに食べる事ができます。個体差があるので絶対とは言えませんが、処理を雑にした魚と適切な処理をした魚では、明らかに味が変わります
それに自分が釣って、自分が丁寧に処理した魚は「美味しいに違いない」と思えます。これは重要で、臭いかもと思いながら食べる人はその部分を探すので絶対臭く感じるのです。なので、手間をかけて食べる魚はきっと美味しいだろうなと想像しながら調理しましょう
上手に捌けなくてもいい
自身で釣った魚ですから、最初は大雑把に捌いてもいいんです。骨に身を多く残してしまっても、スプーンで身を削ぎ取ればそれだけで美味しい1品になります
徐々に慣れてくるものなので、自然と上達していくことでしょう
好きな方法で食べて良い
お店で食べる時等は、メニューの中から選ぶことになります。けれど自分で釣った魚であれば「今日は煮魚じゃなくて、焼き魚を食べたいんだよな」という変更も可能です
「お醤油は強いのでポン酢がいいな」「チーズと合わせたら美味しそう」等、自分の好みに合わせて調理できたり、新しい組み合わせを試すのも自由です
魚の栄養素
お魚の釣り・味だけでなく、栄養についても少し紹介します。魚は体に良いというイメージはありますが、実際どのような成分が含まれるのでしょうか
〇良質なたんぱく質・・・実はお肉に負けないくらい、魚にはタンパク質が含まれます。消化されやすく、体の中の不要な塩分を排出する働きもあります。高血圧の人には魚が良いといわれるのも、このタンパク質が理由の一つですね
〇カルシウム・・・これはイメージある方も多いのではないでしょうか。カルシウム骨や歯を丈夫にするだけではなく、イライラを抑えたりします。可能であれ魚を丸ごと食べたり、骨センベイ等にして摂取できればより良いと思います
〇タウリン・・・栄養ドリンクでおねじみのタウリンです。タウリンは疲れをとるだけでなく、血管や目の働きにも良い働きをします。イカやタコにより多く含まれる成分です
〇EPA・・・調べてみると、これは魚介類にだけ含まれる高度不飽和脂肪酸というものです。脳梗塞や心筋梗塞などを予防する働きをもっています
〇DHA・・・こちらもよく耳にする成分ですね。血栓をできづらくし、悪玉コレステロールを減らす働きがあります。またDHAは脳細胞を活性化させるので「魚を食べると頭が良くなる」と言われるのはこの働きがあるからですね
〇コラーゲン・・・美容に良いイメージがありますね。実は肌だけではなく、体内を健康に保つためにも必要なものになります。コラーゲンと聞くとスッポンやフカヒレ・うなぎ等高級食材を思い浮かべやすいですが、実は身近な魚にも含まれています。特にカレイやウツボはコラーゲン含有量が多いといわれています。コラーゲンはタンパク質の一種であるため、魚を摂取することは美容・健康両方に役立つわけですね
他にもビタミンやミネラル等が挙げられます。魚種によりバランスの差はあるものの、基本的にはこれらの栄養素を含んでいます。健康のため・勉強のため・美容のため・ダイエットのため、魚を食べるメリットはたくさんあるという事が分かりました
魚嫌いを克服するチャンス
これは私自身もそうでした。子どものころは魚が嫌いでしたが、自分で魚を釣るようになってから、魚が好きになりました。単に年齢による味覚の変化かもしれませんが、明らかに抵抗感が無くなりました
また近所の方にお配りすることもあるのですが「釣ってきてくれた魚は臭くなくて、魚嫌いの家族も食べている」という感想を頂くこともあります
また子どもたちも、フライや唐揚げ・バター炒め等にすると喜んで食べてくれる事が多いです
「魚=臭い・美味しくない」という方は是非釣った魚を食べてみてください
誰でもできる!簡単1品料理!
- 塩焼き:丸ごと塩を振って焼くだけです。フライパンではクッキングシートを使用すると皮が剝がれにくいです。焦げ目が多いくらいが個人的におすすめです
- 煮魚:難しいイメージがありますが、実はシンプルです。お水・醤油・みりん・お酒(無くても可)、お砂糖をだいたいの分量で入れ、魚を投入するだけです(笑)甘めが好きな方は砂糖多め、臭みが気になる方は白ネギやショウガを加えて煮ると良いでしょう。適当な分量でも美味しくできるので、是非試してみてください
- お刺身:色々な切り方がありますが、「薄く切る・厚く切る」のどちらかでいいと思います。綺麗に盛り付けをしたい方、板前さんの切り方を知りたい方はyoutubeでたくさん検索できますので、参考にしてください
- 漬け:お刺身が余った際などに便利です。醤油・みりん・お酒(アルコールを飛ばしたもの)を1:1:1くらいで混ぜた所に、お刺身を入れて15分程で完成です。お好みにより白ごま・ネギを乗せてください。ご飯の上に乗せて・卵も加えると最高です!笑
- 中落ち丼:中骨周りについた身をスプーンで削り、ご飯の上に乗せます。お好みでネギや大葉を散らし、醤油をまわしかけて完成です。シンプルですが間違いない1品です
- カルパッチョ風:お刺身を並べ、そこにオリーブオイル・レモン汁少々・ブラックペッパーで完成です。ミニトマトやコンビニ等で売っている「リーフサラダ」的なものも添えると、一気に見た目も豪華になります。是非彼氏や彼女に作ってあげてください
- フライ:我が家の定番です。ぶつ切りにした身(骨は取っておく)を片栗粉・卵・パン粉を付けて揚げるだけです。下味ににんにくや塩コショウを効かせると、どんどん箸がすすみます。子どもたちにも安心して食べてもらえるのでおすすめです。
- バター炒め:キノコ類等と一緒にバターで焼きます。皮がパリパリになるように焼くと、風味や食感が良くなり食べやすいです。主に白身魚に向いています
- アクアパッツァ:難しそうですよね。しかし基本的には魚とアサリ、トマト等を白ワインで酒蒸しにすれば完成です。食材から旨味がたくさんでるので、あまり凝った調味料は必要無いです。見た目が豪華になるので、パーティーメニューとしてもおすすめです
ここではすごく簡単に書きました。もちろんそれぞれの調理方法をもっと細かくすれば、美味しさは上がると思います。なので「手間をかけてもいいから、お店のように」と思う方は、プロの動画等を参考に調理してください
私がお伝えしたいのは、料理上手じゃなくてもシンプルで十分美味しいから大丈夫ということです♪
捌き方を覚えると、魚を見る目が変わる
魚を捌き始めると、状態の良い魚の特徴や身のどの部分かという事を意識するようになります。お肉だと「ロースを買いたい」等がありますよね。お魚でも、刺身やブロックが販売されていると「これは腹身だな」「これは尾付近だな」と分かるようになります
あとは「ちょっとこのブロックはうっ血(内出血)が多いな」や「この良い状態の魚が〇〇円?!買いだな」みたいな判断がしやすくなります
用は無いけれどつい鮮魚コーナーに立ち寄ってしまうという、という行動が始まれば、あなたも釣りマニアの仲間入りです(笑)
まとめ
いかがでしたか?食べるという面からも釣りの良さを伝えられたらと思い書きました。楽しみ方はそれぞれなので、釣りをするなら絶対食べなさいという事では無いです。こういう楽しみもあるんだなと感じて頂けたら幸いです
今回も読んで頂きありがとうございました(*^^*)
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